レミリアと一緒に学ぶニッチなPCパーツ性能講座ネオ(中編)


「ぎゃおーーーー。いつまでこの私を待たせる気よ〜〜。」

前回の前編更新してから一か月近くも経ってしまって草。
時の流れって早いねぇ・・・。

「そうねぇ、私からしたら瞬きしている間に一か月、一年過ぎている感じよ。」

それだとレミリアちゃんも一瞬でおばあちゃんにならない?
さて、話を戻して。近々新しいPCを発注するということで今一度がっつりPCパーツの事について調べ、その結果自分がいかに無知だったかというのが分かり新たに得た視点で「性能選びはこういう点気を付けてる」という話をしておりました。前回はCPUについて話をしていましたので今回はその続きからです。




■マザーボード


〇ざっくり要約

・実はマザーボードにも性能の良しあしがある。性能に関係ないと思ってくそ安いマザボにするとグレードの高いCPUはフルパワーを出せなくなる恐れも。
 ->電源フェーズ(VRM)というCPUに電力を供給する回路があり、ここの性能がCPUの性能に見合っていないとCPUのパワーを引き出す事が出来ない。VRMの性能は価格に直結する。

・高いマザーボードはM.2用のヒートシンクも一緒についているものがある。

・当たり前だがGen5/4/3の位置と刺し間違えに注意とどのGenに対応しているか把握しておくこと。




ここから詳細。


・実はマザーボードにも性能の良しあしがある。性能に関係ないと思ってくそ安いマザボにするとグレードの高いCPUはフルパワーを出せなくなる恐れも。
 ->電源フェーズ(VRM)というCPUに電力を供給する回路があり、ここの性能がCPUの性能に見合っていないとCPUのパワーを引き出す事が出来ない。VRMの性能は価格に直結する。


まず最初に私、マザーボードはCPUとかグラボ、メモリとかと違って直接何かしら処理する所ではないので対応CPUのチップソケット以外は大体何選んでも同じだと思ってたんですよね。

「現に11年前のレミ学を見るとマザーボードについてはクソどうでもいい事しか喋ってないわね。」

一番くそどうでもいいこと言っていたのはレミリアちゃんなんだよなぁ。マザーボードなら知ってるよ、ほらエンディングまで泣くんじゃないとか訳わからんこといってるし。
一応USBポートの数に気をつけようとか言っていますがそんな当たり前の事以上にもっと気にすべき所があったようです。
そのうちの一つがVRM、電源フェーズと呼ばれるものです。

「VRM?電源フェーズ is 何?」

CPUに電力を供給する回路の事みたいです。非常にデリケートな回路でとにかく熱を持つ部分であり、安いマザーボードはVRMの回路が狭い・弱いとかで熱を持ちやすく、高いマザーボードはVRMの回路が複数ある、強いとかで熱を分散させやすく、更にそのVRMを冷やすためのヒートシンクの性能も良し悪しあるみたいです。安いマザーボードは熱を持ちサーマルスロットリングっていう極度に熱を持つと性能を意図的に下げてこれ以上熱を持たないようにするというものがあるのですがそれを頻発させてしまうようです。

YouTubeで実際に検証を行っている動画を見つけており、これを見るとエントリーモデルの安いマザーボードではすぐにサーマルスロットリングを起こしてしまい満足にCPUの性能を発揮できていないことが分かります。



「へぇ、それは知らなかったわ。」

なので14900Kとか9950XとかとにかくハイエンドモデルのCPUを選択する場合はマザーボードもハイエンドの物を用意しないと意味がないよというのをここではまとめておきたいです。
VRMいかれると当然PCが立ち上がらなくなりますからゲームをやるならミドルクレスのマザーボードは選択しておいた方が良さそうですね。



・高いマザーボードはM.2用のヒートシンクも一緒についているものがある。

「そもそもさ、M.2って何?」

11年前のレミ学はHDD中心の説明をしていますねぇ・・・。一応SSDについては触れてはいましたが・・・。
M,2は広義的にはSSDの分類に含まれており、過去SSDと言及していたものはSTAT接続によるSSDというものになります。このM.2と呼ばれるものはM.2接続によるSSDというものですね。
マザーボードに直接専用のチップをはめ込み、それが従来のSSDとしての役割を果たすというものです。SATA接続のものと比較して圧倒的に読み書きの性能が高いのが特徴です。
ただしその代償としてそれなりの熱を持ちます。50度いくのはもう当然としてゲーム中など読み書きが激しいと60度、70度くらいまで行くこともあり、ここまで熱が上がるとちょっと寿命を削りだしてしまうことでしょう。

M.2SSDの冷却は基本ヒートシンクになります。安いマザーボードにはこのM.2用のヒートシンクが付属していなく、ミドルクラスの一部モデルにはM.2用のヒートシンクがついているよというものになります。
別になくても別でM.2用のヒートシンクを買えばいいっちゃいいんですけど、コスパ的に総合で見るとどうかな?っていう感じです。
ともかく、ここで覚えておきたいのはM.2 SSDは次世代のSSDではあるもののとにかく熱を持つので冷却には気をつかってというお話です。




・当たり前だがGen5/4/3の位置と刺し間違え、どのGenに対応しているか把握しておくこと。

Gen5、Gen4というのはPCIe(PCI Express) Gen の事です。後ろの数字が高ければ高いほど転送速度が速くなります。
マザーボードのグレードや型番によって対応スロットのGenの数字が異なっており、特に上述したM.2 SSDは対応しているGenの記載があるので必ず一致する所に差し込んであげましょう。
例えばGen5対応M.2SSDなのにGen4に挿してしまうと性能を活かしきることが出来ません。

「これはシンプルな話ね。」

そうですね。
何か他にもPCIe総レーン数とかの話もあったんですが何故かあんまり情報がヒットせず・・・。こちらはなんか思い当たる所というか確信に至るまで理解出来たら追記しようと思います。
というわけで今日は一旦ここまで。編集で一時間かかっているんだよなぁ。


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